漫画「あなたがしてくれなくても」は、ハルノ晴先生が描いた夫婦のレスや不倫がテーマになっている作品です。
男女それぞれの気持ちや本音が包み隠さずに描かれていて、夫や妻からの愛情を感じられずに悩んでいる方にもオススメの1冊です!!
漫画「あなたがしてくれなくても」のネタバレあらすじ
30代の既婚女性の吉野みちは、結婚して5年が経ちレスになって2年、なんとか夫の陽一の気を引いてみようとしますが、陽一にはいつも上手くかわされてしまうのである。
また、自分は女性として魅力がないのか?とみちは不安になってしまうのだ。
そんなある日、そろそろ子供を作ってみない?とみちが提案するも、陽一はまだだと誤魔化してなにもなかったかのように過ごしていたのである。
陽一自身も別にみちを嫌いな訳でもないのですが、どうしても女性として見れないことに悩んでいたのだ。
一方、みちは会社の同僚である新名という男性と同じような悩みを持つことを知って、以前より距離が縮まってしまうのである。
また、陽一も会社の同僚女性と勢いで男女の関係になってしまうのだ。
漫画「あなたがしてくれなくても」の見どころ
漫画「あなたがしてくれなくても」の見どころを3つ紹介します。
レスという夫婦の深刻な問題
倦怠期を迎えた夫婦ならではの問題がテーマになっている作品です。
ストーリーが一般的には人には中々言えないような内容になっているので、もし仮にヒロインのみちと同じような問題を抱えている女性なら、わかる~!!と共感できるはずです。
あと、女性だけじゃなく男性の悩みが描かれているのも大きな特徴になっていて、女性がわからないような男性の本音が聞けます。
また、レスだけでなくそこに不倫も加わってきて、結婚とはなにか?夫婦とはなんなのか?そんなことを考えながら、読めるような内容になっています。
ヒロインのみちの悩みとは…
ヒロインのみちが結婚して数年が経って、女性として見られていない=レスにな悩んでいる部分が作品の肝になっています。
それでもまだ夫に女性として求められたくて、時にはオシャレをしたり自分磨きに励む、そんなみちの一生懸命努力する姿が印象的です。
また、そんな中で同じ悩みを持つ同僚の新名と距離が縮まるも、やはり陽一への情が捨てきれない部分がなんとも言えない部分でもあります。
みち自身それが愛情なのか?ただの情なのか?わからないところも、女性なら理解できるはずです。
みちと新名が恋をしちゃう!?
ヒロインのみちと同じ会社の同僚の新名もまた、みちのような問題を抱えている男性です。
お互いがそれぞれの悩みを打ち明けて一気に距離が近くなり、それをきっかけに惹かれ合う部分がポイントになっています。
惹かれてはいけない相手を意識しちゃう?みちと新名、時にはドキッ!としちゃう展開もこの漫画の見どころになっています。
そんなみちと新名の関係がどう変化するのか?そこからも目が離せないです。
漫画「あなたがしてくれなくても」の感想

このストーリーって現実の世界でもありそうな生々しい話だからこそ、読書が共感できる部分が多いのかな?と思います。
みちのように結婚して妻になったとしても、やっぱり1人の女性として夫から見られたい部分っていうのは凄くわかります。
あと、みちの場合まだ子供がいないから特に焦っちゃう気がします。
今は高齢出産をする女性も増えてるから昔ほど言われないけど、でも年齢を重ねていくことで不安にもなるし、そこでレスになるということが更にプレッシャーになるはずです。
あと、陽一のみちを見る目が明らかに女性ではなく、家族みたいになってたのがわかるだけに、みちにしたら辛いのもよくわかります。
でもよくよく冷静に考えると結婚したら、誰もがそれが日常になっていく訳だから、逆に妻をずっと女性として見る方が難しい部分もあるのかな?と考えちゃうところもわからなくもないです。
でもだからと言って陽一が浮気したり不倫するのはちょっと間違ってますけど、それは陽一の弱さだったり甘えだったりする気がします。
また、新名の夫婦も妻の楓が仕事が忙しいからレスになってましたけど、新名もだいぶ我慢してたのが見てて切なかったです。
楓みたいな女性は逆に結婚しない方が、楽なんじゃないのかな?と思っちゃうレベルでもあります。
似たような2組の夫婦の様々な問題がピックアップされた、非常に興味深い漫画です!!